在来工法(木造軸組工法)について
「在来工法(木造軸組工法)」とは
豊かな四季があり、森林資源が豊富な日本では、風土に合った木造住宅が長きにわたり発展してきました。
在来工法は「木造軸組工法」とも呼ばれ、コンクリートの基礎の上に柱と梁を組み、住宅の骨組みをつくり建物を支えます。伝統的な工法を礎に、戦後の技術革新を経て、時代と共に進化を続けています。
日本の住宅には、木造の他に、鉄骨造、鉄筋コンクリート造などがありますが、戸建新築住宅着工数に占める木造住宅の割合は91%で、その内、在来工法の占める割合は79%と(次いで枠組壁工法19%、木質プレハブ工法2%)、現在も住宅建築の工法として最も普及しています。
(令和3年 国土交通省「住宅着工統計」による)
最も多く建てられる理由―「在来工法住宅」のメリット
- ① 他の工法と比べ設計の自由度が高く、開口部を広くとることができ、敷地にあわせた間取りを建築できる
- ② 工程上、屋根部分が先に出来上がるため、工事中の建物内部や使用する資材を雨から守ることができる
- ③ 可変性が高く、増築や減築、間取り変更などのリフォームがしやすい
- ④ 最もシェアが高く、施工できるハウスメーカーや工務店の選択肢が多い