この度、厚生労働省より周知依頼がございました。
詳細は以下となります。
建設業におきましては、社会保険の加入対策や労働関係法令の遵守、さらには時間外労働の上限規制の強化に伴い、法定福利費等の労働関係諸経費の削減を目的として、技能者の個人事業主化(いわゆる「一人親方化」)が進むことが懸念されております。
また、過度な重層下請構造の是正や技能者の処遇改善・技能向上の観点からも、規制逃れを目的とした一人親方の活用に対して、より一層の適正な対応が求められています。
このような状況を踏まえ、国土交通省および建設業関係団体においては、令和6年に「一人親方の取組に関する申合せ」(参考資料1)をとりまとめ、官民一体となって一人親方問題への対応を強化していくこととしております。特に、一人親方の働き方の実態が、請負によるものか、雇用関係に該当するものかの判断については、個人本人および直接契約を締結する建設業者に対して、「働き方の自己診断チェックリスト」(参考資料2)を活用することにより、適切な確認を行い、実態に即した対応を講じることが求められています。
会員の皆様におかれましては、別紙資料をご確認のうえ、貴社及び関係先における一人親方との契約実態等を改めてご確認いただくとともに、チェックリストの積極的な活用を含め、法令遵守と適正な取引環境の整備にご協力くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
【事務連絡】注文者・事業者等が安全衛生上の指示等を行う場合における留意事項(労働基準法上の労働者性、いわゆる偽装請負との関係)について
【別紙】注文者・事業者等が安全衛生上の指示等を行う場合における留意事項(労働基準法上の労働者性、いわゆる偽装請負との関係)について
一人親方の取組に関する申合せ(参考資料1)
働き方の自己診断チェックリスト(参考資料2)
以上、よろしくお願いいたします。