「社会保険の加入に関する下請指導ガイドライン」の改訂について

2022年3月31日

この度、国交省より周知依頼がございました。
詳細は以下となります。


国土交通省においては、老後の生活やけが時の保障など技能者に対する処遇改善、社会保険の加入に必要な法定福利費を適正に負担する企業による公平・健全な競争環境の整備等の観点から、建設業の社会保険加入対策を平成24年から推進しております。

社会保険加入対策の強化に伴い、法定福利費等の労働関係諸経費の削減を意図して、技能者の個人事業主化(いわゆる一人親方化)が進んでいるとの実態をうけ、令和2年度に「建設業の一人親方問題に関する検討会中間取りまとめ」を公表し、建設業界として取り組むべき道筋を打ち出したところです。
また、令和6年4月1日以降、建設業においては労働基準法の時間外労働の上限に関する規制が適用されることからも、請負人として扱うべき者であるかについてより適切な判断が必要となっていることから、「社会保険の加入に関する下請指導ガイドライン」を別添のとおり改訂いたしました。

改訂した本ガイドラインは令和4年4月1日より適用します。

つきましては、貴団体傘下の会員企業等に対して周知徹底をお願いするとともに、これらの趣旨を踏まえた社会保険等への加入徹底に向けた取組が着実に行われるよう、適切な指導を行っていただくようお願いいたします。

また、一人親方として現場作業に従事されている方で、発注元とのあいまいな契約や報酬のトラブルに関する相談先に「フリーランス・トラブル110番」が設置されていますので、併せて周知のほうをよろしくお願いします。

フリーランス・トラブル110番
運営事業者:第二東京弁護士会
運営にあたってフリーランスに関する関係省庁(内閣官房・公正取引委員会・厚生労働省・中小企業庁)と連携しています。
https://freelance110.jp/

【参考資料】
01通知文
02参考資料
03ガイドライン概要
04ガイドライン本文
05新旧対照表


以上、よろしくお願いします。

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